でぃぶろぐ

生物系の博士就活・研究生活・英語勉強法について

大学院:内部進学が外部進学か

でぃです☺︎

私が学部3年のこの時期は、友人達が就活真っただ中でした。
私もそろそろ院を決めないといけないのかなあと思っていた頃です。

 

この記事は内部進学か外部進学か迷っている方へのアドバイスです。

 

【目次】 

 

1. なぜ外部受験したか

私の大学ではほとんどの学生が外部に院進していたので、

私も初めから外部を受験するつもりで考えていました。

 

また、同じ研究内容で研究対象を変えたかったため、

内部受験はせず、外部受験しました。

 

2. 内部か外部かで迷っている人へ

これまでにも進路を迷っている方から何度か質問いただきました。

下にこれまでいただいた質問に対する回答をまとめました

 

同じ境遇の方がいらっしゃるかもしれません。

回答が参考になれば幸いです。

 

 

 

 

3. 他大の大学院へ進学するには

外部受験しよう!と思った方は以下の記事を参考にしてみてくださいね☺︎

 

業績の確認方法研究資金が多いかどうか

ラボ訪問の質問例なども載せていますので、参考になると思います。

 

dei.hateblo.jp

 

 

質問や相談は、いつでもコメントや質問箱 (https://peing.net/ja/4dei7)、

twitterのDM等でお問い合わせください😊📩

 

異動について

こんばんは。でぃです。

 

ツイッターを見ている方は去年のこのツイートを覚えていらっしゃるでしょうか。 

 

1ヶ月半が経ち落ち着いてきたので、

心境報告も兼ねて記事にしたいと思います。

 

【目次】

 

1. 結局転勤どうなったの?

転勤になりました!笑

まだ1年しか経っていないのにまた引っ越しです・・・。

 

会社だと異動も勝手に決められてしまうと思っていましたが、

家庭の事情などで無理な場合や、異動したくない場合は断ることもできるようで、

改めて面談の場を設けられ、どうしたいか聞かれました。

 

私は働く場所には特にはこだわっていなかったので、

できれば基盤研究を続けたいこと、

そして今の上司から学ぶことが多いので、上司と同じ場所で研究させて欲しい

と頼んだところ上司と一緒に転勤になったようです。

 

 

2. テーマはどうなってしまったの?

 

 

所長に基礎研究が厳しいと言われていたので、覚悟していたのですが、

 

 

なんと!場所を移動するだけで、

今のテーマをそのまま続けて良いと言われました!

ばんざ〜い!!

 

年末はテーマ存続自体危ういと感じていましたが、

なんとか乗り切ることができました。

 

ただ、研究を商品につなげていけないと、研究所の存在価値をアピールできない

ということは変わらないので、商品に繋がりそうなテーマを隠れ蓑に使いながら、

基盤研究を進めていこうと思います。

ヨカッタァ

 

 

自分としては、ハラハラドキドキの1ヶ月半でしたが、

無事、最善の形でまとまりそうなので安心しています。

 

今後は異動先の方達と関わりながら研究を進めていくことになると思います。

新しい刺激をもらいながら、チーム一丸となってテーマを進めていけるといいなぁ。

 

 

というわけで、来年度からも研究職のあれこれを呟いたり、

記事にしていこうと思っていますので、

今後ともよろしくお願い致します!

 

質問箱📫:https://peing.net/ja/4dei7

 

 

企業での研究生活

こんばんは、でぃです。
去年の今頃は、D論の本申請が終わり新生活の準備を始めようかというところです。
この1年あっという間だったと思うと同時に、長〜い1年でした。

 

さて、私は入社前「やっぱり会社って会議とか多いのかな」「実験時間足りるのかな

と色々想像していました。内情を聞く機会がなかったんですね。

 

というわけで、今日は企業での研究生活についてお話します。

会社によって違うとは思いますが、少しでもリアルを知っていただければと思います。

(基盤研究所の例です)

 

【目次】

 

1. 企業での研究生活

1.1 1日のスケジュール

 まずは、ある日の私の1日を紹介します。

 

8:00

出社。メールを確認し連絡事項を確認する。

業界の最新情報をチェック。

 

9:00

マウスの行動測定を始めてから、ヒト試験の被験者に参加。

 

10:00

居室に戻ってきたら、午後のサンプリングに備えて準備。

 

11:30

1時間ランチ。社食を同期と食べています。

同じラボへ配属された同期がいなかったので、貴重なおしゃべりタイム。

 

12:30

マウス室でサンプリング開始。今日は8匹のデータ取り&サンプリング。

先輩と2人がかりで作業を進める。

大学の時よりもマウス室が清潔なので長時間の作業が可能!

 

17:00

マウス室より帰還。

来月の発表資料少し作っておこう。

 

18:00

帰宅!本日もお疲れ様でした。

 

1.2 働く時間について

働く時間ですが、弊社の場合、8:30-17:00が就業時間で前後は残業扱いになります。

大学では10:00に来て、大体21:00まで、忙しい時には日付が変わるまでやっていましたが、

今は8:00に来て18:00頃に帰っているので、随分と前倒し生活になりました。

 

そして、弊社の良いところは「スーパーフレックス制度」があることです。

 

フレックス制度とはコアタイムが決まっており、その時間に会社にいさえすればOK、というもの。

例えば10:00-14:00がコアタイムの場合、

6:00に会社に来て14:00に帰ってもいいし、

10:00に会社に来て19:00まで仕事してもいいわけです。

 

スーパーフレックス制度にはコアタイムがありません。

弊社の場合、4時間会社にいれば会社に来たとみなされるので、

たとえば7:00-11:00で働いて午後から遊びにいくもよし、

連休後に14:00-18:00に会社にくるもよし、といった感じです。

 

1ヶ月の最低労働時間が決まっているので、その中で調整可能となります。

研究職の場合、在宅勤務ができず、勤務場所は固定されてしまいますが、

時間が固定されないのはとても嬉しいことです。

 

【2020/03/26追記】

弊社ではコロナ対策で研究員も在宅勤務となりました。

研究なのに在宅勤務って何するんだろうと思った方は読んでみてください。

 

 

 

1.3 会議の頻度

思っていたより少ないです。

 

グループ会議、室内会議、研究所全体の会議がそれぞれ月1でありますが、

どれも数時間で終わります

 

大学の時も論文紹介が月1、研究発表会が週1でありましたが、

終了時間が決まっていなくて(しかも土曜開催で)、

いつまでも続いて辛かったです・・・。

 

2. 企業での研究に関する質問

会社でどんなことをしているのか、

良かったことや悪かったことは下の記事に書いていますので、

この記事では細々した疑問に答えていきます。

 

www.phddei.info

 

2.1 調べものってできるの?論文は購読できる?

正直これが一番気になっていました

 

できます!ばんざーい!

弊社では提携しているジャーナルはもちろんのこと、契約を結んでいなくても、

購入希望を出せば大体次の日にはメールで送られてくるので、

全ての論文を読むことができます。

 

調べる時間ってあまりもらえないのかなと思っていましたが、

そこは大学と同じく、調べることに時間を使って良し◎です。

 

2.2 試薬関連

会社に来てすぐ、驚いたことです。

自分で試薬を作らない!チップを詰めない!

衝撃でしたが、手間がかかることはお金で解決して、

他のことに時間を使ってもらうという考えだそうです。

 

2.3 派遣さんの存在

企業に入ったらWBなどはやってもらえるのかなと期待していたのですが、

私の部屋ではそういう文化がなく、みんな自分でやっています。

派遣さんにお願いしている部署もあるようです。

 

2.4 分業制

上流から下流まで複数の部署でやると思っていましたが、

弊社の場合は1人1テーマで研究を進めています。

テーマが開発に向かうにつれて、様々な部署と協働でやっていきますが、

生みの親は常に研究・開発に関わることができるようです。

 

 

少しでも会社のことがわかってもらえたら嬉しいです。

気になることがあればいつでもご質問ください。

 

質問箱📫:https://peing.net/ja/4dei7