でぃぶろぐ

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新規プロジェクトを立ち上げる際のポイント

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でぃです。

企業研究者3年目になり、去年までとは違うチームに異動になりました。
現在のチームでは、新規テーマの立ち上げを行なっていて、課題探索から始めています。
また業務以外では、有志で新しいことを始めていて、新規事業の立ち上げに絡むことが多いこの頃です。

どれも0ベースからのスタートで、今だんだんと動き始めているところなので、
ここらで新規プロジェクトの立ち上げ部分でうまくいく(軌道にのせられる)ポイントについて備忘録がてらまとめます。

 

【目次】

 

 

1.  とにかく調べる

新規プロジェクトで立ち上げの際に、ある程度やりたいことを決めたらとにかく調べてみるしかありません。これまでどんなことが知られているか、やられているか、網羅的に調べてみます。

その際注意すべきことは、手を広げすぎないことです。初めは着手するポイントを定めるために色々な可能性に手を出してしまう時期があると思います。それらに均等に時間を割いてしまうと深掘りできないばかりか、進捗紹介の際に話が飛んでいるように聞こえたり、軸がないのかなと思われてしまいがち。

なので、ある程度調べたら自分の中で2、3に焦点を絞っていくのが良いと思います。

 

2.  とりあえずやってみる

特に有志のプロジェクトで痛感したことなのですが、自分が想像して「あ、無理そう」「ある程度やったら頭打ちになりそう」って思ってしまったが最後、私は動けなくなってしまいます。考えるより行動してみる派の私ですが、それでもある程度の壁を感じてしまうと足が止まってしまいました。

チームでやっていたからこそ良かったことですが、そういう時に私よりも行動してみる派の子が先に進んでくれたり、私よりも考える派の子が別の方法を考えてくれたり、自分とは違うタイプの人がいたおかげで、その時とは違う方法で目的に向かって前に進むことができました

止まるのではなく、やってみる・考えてみることが大事だなと思った次第です。

 

3.  周りを巻き込む

仕事でやるにしても、有志でやるにしても、巻き込みは有効です。

企業では自分の意思に反して、お金がない、他に注力してほしいということが出てきた際に、上層部がテーマをストップすることがあります。ですので、仕事で新規テーマをやる場合、例えば他部署を巻き込んでおくと、上も簡単にやめろと言えなくなります。あとは偉い人が推進している内容に寄せておくと、テーマ切りに合わずに安定的に進めることができます。

ただ、この方法は欠点もあって、他部署と一緒にやっていると他部署の賛同を得ないといけなくなったり、意見を盛り込む必要がでてきたりするので、この辺はバランスが大事かなとも思います。

 

また、有志で何か始めるをやる際に一番難しいのって自分たちのやる気を維持し続けることではないでしょうか。その際にも、チーム以外のところと早めに協力体制に入れると、身内だけのなあなあなプロジェクトにならず、メリハリがつきます。チームメンバーだけでは得られない価値が生まれたり、この人がやってくれた部分を無駄にしないようにしようと思えたり、良い効果が生まれます。

 

4.  賛同を得る

これはうまくいかなかった時の反省点から得られた視点です。周りの賛同を得にくいテーマは推進するのが難しくなります。特に目的の部分については「いいんじゃない」と思ってもらえた方が良いです。

仕事だと、目的を理解してもらえるとアドバイスがもらいやすいですし、有志でやる際にも周りから支援されやすいです。「1. とにかく調べる」とつながりますが、賛同を得る際にはデータがあると良く、論文を紹介したり、数字で示したりすると、「想像や個人的意見ではないのね」と納得されやすいです。

 

 

今日は新規事業立ち上げの際のポイントについてまとめてみました。

この数ヶ月仕事やプライベートでの協働が多く、これまでとは違う世界をたくさん見ることができて、充実した毎日を過ごしています。

いつか「事業を成功に押し上げる編」がかけたら良いな。