でぃぶろぐ

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学振「自己評価」~前編~

こんばんは。でぃです。

 

コロナによる在宅生活がGW明けまで続きそうで鬱屈としています。

中には平常通り研究室に通われたり、勤務されている方もいらっしゃるようですが、どうかお気を付けくださいね。

 

さて最近は、学振関連記事へのアクセスが増えています☟☟☟

 

そこで本日は、「自己評価」の項目について、私が実際にどんな風に書いたのかをシェアしようと思います。「自己評価」は就活の場でも、自己アピールを書く際の参考になりました

 

本文に移るその前に。

文章を書く上で重要なことは、

結論を先に言うことと、話に一貫性をもたせることです。

 

 

【目次】

 

研究職を志望する動機、目指す研究者像、自己の長所等

1.  研究職を志望する動機

まず、なぜ自分は研究が好きなのかを書きました。
ここは思うがままに書きましょう。

例) 新しい事実を発見することに喜びを感じる。科学の発展に貢献できる。

 

2.  目指す研究者像

私の研究分野はマイナーだったので、まずは研究分野の紹介に加えて、その重要性を述べました。

例) 医薬分野において(当該)分野は〇〇という観点から注目されている。

 

次に、目指す研究者像を描きました。目指す研究者像に向けて今現在行っている取り組みを書くと実行力があるというアピールになります

例) (当該)分野の知識を以て創薬の基盤研究に貢献できる人材になりたい。製薬会社主催のサイエンスコンペティションに参加し、自分のアイデアを発信し、他分野の参加者と積極的にディスカッションを行っている。

 

3.  自己の長所

ただ単に長所を書くことなら誰でもできてしまいます。
必ず、自分の経験を一緒に書きましょう
自分のいいところを事実ベースで考えると書きやすいと思います

 

例えば、自分が取ったデータに絶対的な自信があるとします。
そこから考えられる長所のキーワードには、緻密な計画性用意周到さ高い実験テクニックサイエンスに対する真摯な気持ち、などがあげられますよね。
キーワードを使って体験を書くことで、文章が主体的になります。

 

さらに、自分はどのような場面においてその長所を発揮できるのか、長所についてどのような実績があるのかなどを、他の人とは一味違う体験で書ければなおよしですね◎

 

4.  文章例

文章を書く上で重要なことは、

結論を先に言うことと、話に一貫性をもたせることです。

研究者を志望する動機、目指す研究者像、自己の長所が1つにつながると一貫性が出ます。

申請者が研究者を志す理由は科学や医療が進歩することで、多くの人が、より健康に生きることができるようになることに魅力を感じるからだ。申請者が所属する〇〇分野は、再生医療分野において近年注目されており、申請者自身も本研究分野で得た知見を活かして、基盤科学の発展及び医薬分野へ貢献する研究者になりたいと考えている。

 申請者の長所として特筆すべきは、継続的な実行力である。申請者は高校生の時にサイエンス部に入部して以来、生物学に強い興味をもち、常に「インプット」と「アウトプット」の両立を意識して活動してきた。例えば、高校生××大会では、~。さらに、□□大学に入学する際には既に、〇〇分野で貢献する研究者を志しており、入学当初より直談判して所属研究室に通っている。学部生の頃は、特別に△△教授より講義への参加を許され、〇〇分野に関する最新知識を得るとともに、研究活動への参加を行っていた。自身の研究をより発展させるため、〇〇学会には修士1年目から毎年参加・発表しており、研究者の方々とのディスカッションを通して着想を得たアイデアを、本申請の実験にも取り入れている。当該研究においても、持ち前の継続的な実行力を武器に、〇〇分野をより発展させ、基盤科学のさらなる発展と医薬分野に貢献する所存である。

 

後編「自己評価をする上で、特に重要と思われる事項」に続きます。

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