でぃぶろぐ

生物系の博士就活・研究生活・英語勉強法について

新入社員が気を付けるべき話題

こんばんは。でぃです。

 

これまでになく、様々な年齢層の人が働く会社。

私は話題選びに失敗してしまったことが何度かありまして・・・⤵︎⤵︎

今日は自分への戒めも含んで、新入社員の方向けに書きます。

 

【目次】

 

 

1.  年齢について

もちろん、年齢を直接聞くことはないと思います。

が、「私もう歳だから~笑」「おばさんだからさ私」といった年齢を想像させる発現

気を付けた方が良いと思います。

年齢を気にしている方は良い気はしません。

 

先輩と話している時も、若かった時は、といったような表現は避け、

高校生の時、新入社員の時など、同じ立場で話せる言い方の方が良いかなと思います。

 

 

2.  結婚・家族について

これは同期の経験談です。

職場の先輩と話している時、何の気なしに「休日はお子さんと遊んだりするんですか?」と言ったそうです。

ところが、〇〇さんはお子さんを望まれているところで、場の空気が悪くなってしまったとのこと。

同期は「大失敗した・・・」と落ち込んでいました。

プライベートのことはこちらから聞かない方が無難だと思います。

 

 

3.  給料

これは社内というより社外の同期との場面で起こり得る話です。

院で仲が良かったメンバーでなんとなしに話が始まったのですが、

多くもらっている人と、そうでない人では、そんなに違うんだと思うくらい異なり、少しきまずい空気が流れてしまいました。

 

福利厚生・給与は会社によって大きく異なります。

そんなに気にしないと思っていても、実際目の当たりにすると気になってきてしまうこともありますので注意が必要です。

 

 

これまでは周りは同世代で気にしなかったことですが、うっかり発言で相手の気分を悪くしてしまうかもしれません。

上記のようなことを少し気に留めてもらえると良いと思います◎

 

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女性にとって働きやすい職場とは

こんばんは、でぃです。

本日は会社に入って1年で感じた、女性にとって働きやすい場所についてつらつらと書きます。

 

私は会社に入ったからには、仕事を頑張りたいと思っていました。

できるだけ早く昇進したいですし、そのチャンスがあるならつかみたいと思っています。

 

就活中、様々な企業が『女性が働きやすい職場であることをアピールしていました。

育休を取りやすいとか、子どもを育てやすいとか、制度をさして言うことがほとんどだったように思いますが、独身の私には遠い将来のことのようで、あまりピンとこない話でした。

 

後半に書きましたが今では、育休を取りやすい、子育てをしやすい、ということは仕事以外の人生を現実的に考えることができる重要なポイントだと思っています。

 

【目次】

 

 

 1. 女性管理職の存在

会社に入り、安心感を感じたのは、ベタですが女性管理職がいたことでした。

というのも、(少し脱線してしまいますが、)高校卒業前に先生が女子に向けておっしゃったことで、たまに思い出す話があるからです。

 

君たちは今、男女不平等について感じることはほとんどないかもしれない。でも残念なことに男女はいまだ平等に扱われていない。大学に入って、社会人になって、それを感じる時がきっとくると思う。がっかりするだろうけど、負けずに頑張ってほしい

 

幸いなことに卒業からこれまでの人生において、不平等を感じたことは一度もありません。

ただ、会社で働くにあたって、その言葉を久しぶりに思い出していました。

 

上司が女性と分かったときにはとても安心しましたし、ロールモデルとなる人がいるおかげで、自分の進路やキャリアについて現実的に考えることができました。

 

 

 2. ママ社員の存在

同時に、ママ社員の方が多いことも自分のプライベートの人生を考えるのにとてもありがたい存在ということに気が付きました。

私にとって仕事の優先度が高いことはもちろんですが、これからの結婚や出産のタイミングは、頭の片隅においておかなければと思っています。

 

 

あまり安心しきってしまっても良くないのかもしれませんが(笑)、今の会社では自分のペースで仕事も子育てもできそうだなと感じます。

 

 3. 子育てに対する周りの理解

また、産休や育休をとっている人に対する周りの雰囲気も重要で、休暇をとる人、帰ってくる人に対して、『頑張ってね』『おかえり』という雰囲気があるかどうかで休暇の取りやすさは変わると感じました。

 

先日あった話ですが、オンライン会議中に発表者のお子さんが画面の向こうでギャン泣きしてしまったんですね。

そこで上司は「あら~さっきまではおとなしくしてたのにね~元気だね~」と終始穏やかでして。

なんというか私にとってカルチャーショックで、この体験で、子育てがあるからといって、仕事に遠慮しなくていいんだなあと感じたのでした。

 

 4. まとめ

女性が働きやすい職場は人それぞれだと思いますが、私にとっては

・女性管理職の存在

・ママ社員の存在

・子育てに対する周りの理解

が働きやすい環境だなと感じました。

 

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研究者になるには

こんばんは。でぃです。

 

中高時代の私の将来の夢はキャビンアテンダントです。

「客室乗務員になるには」や「エアステージ」という航空業界の雑誌を読んで夢を膨らませていたものでした。

 

当時は自分の憧れている職業に就いている人がどのような進路を進み実際どのように働いているのか、なかなか欲しい情報にたどり着くことができませんでした。

 

私は現在生物系の研究者として働いています。

この記事では将来同じ道を目指す方に向けて、でぃ版「研究者になるには」を書いてみようと思います。

進路に悩む中高生将来研究者を目指す方の参考になればと思います。

 

【目次】

 

1.  私の進路選択

1.1.  文系か理系か

中学3年時の私は、海外の人と関わる仕事がしたいとぼんやり思うくらいで、将来のビジョンを描けていませんでした。

 

高校生になっても、キャビンアテンダントには憧れていましたが、『明確な理由もないのにいいのかなあ』などと悩み、周りのように具体的な職業に向かって本気で目指すことはできませんでした。

 

進路選択を迫られた時には、理系がつく職=医者やエンジニアという思い込みがあり、専門職に特段興味がなかったので、それなら文系かなあと消去法的に文系を選びました。

 

今思えば、なりたい職業がないのであれば、ひとまず好きな科目で進路選択してみるのも良かったのではと思います。

好き・得意な科目が一つでもあれば、それを軸により良い大学に入り、より良い就職先にもつけるでしょうし、得意科目を突き進んで自分の強みにしたり専門家になったりもできます。

大学に入ってから学部を選んだり、変更できるところもあるので、そういった大学を目指すのも良いと思います。

 

 

1.2.  大学受験

大学受験では、得意だった英語をいかして、外国語学部がある大学と、大学に入ってから学部を変えられる大学を受験し、どちらに進学するか最後まで悩みました。

最終的には、在学生に連絡を取って大学生活を聞いたり、シラバスの授業内容を見たりして、自分がどちらにわくわくするかで、後者に決めました。

 

 

1.3.  大学で理転

大学では自学部の科目以外に、面白そうな科目は聴講も含めて色々と受けてみました。そうするうちに、大学1年生が終わる頃にやっと、『外国語を使って後進国で農業をサポートしたい』という、少し具体的な夢を持てるようになりました

 

とりあえず夢を実現するのに一番近そうな生物系の学部に理転したわけですが、大学を卒業する頃には生物学そのものが面白く、もっと研究したいなあと思うようになっていました。

 

 

1.4.  大学院に進学

私は興味のある分野をさらに深めるため大学院に進学することにしました

大学院には修士課程と博士課程があり、基本的には修士号取得に2年間、博士号取得に3年間要します。

修士号を取得して就職する道もありましたが、今の研究をもっと続けたいと思い、結局博士課程まで進みました。

 

詳しくはこちら👇

 

 

 

1.5.  博士号を取得してメーカーに就職

基礎研究が好きだったので、大学に残るか、就職するか延々迷いましたが、結局就職することに決め、現在メーカーで研究者として働いています。

 

詳しくはこちら👇

 

 

 

2.  研究者が働く場所

研究者は主に大学研究機関企業で働いています。

(以下私の私見です。間違っていたらご指摘ください。)

 

2.1.  大学

まだ解明されていないことを明らかにし、科学の基盤を作るために研究しています。

 

【なるには】

・一般的には博士課程を修了した後、数年間ポストドクター(ポスドク、博士号取得後に任期付きで働く研究員)として働き、その後は実績に応じて助教、講師、准教授、教授と階級があがります。

・企業で働く研究者から大学の教員になることもあります。

 

 

2.2.  研究機関

研究機関の研究は、大学の研究と近いと認識しています。

研究機関で働く場合、授業を受け持たないことが大学との差だと思います。

 

【なるには】

・私の知る限りですが、大学院時代から研究機関で働いていて、そのまま研究員として採用されたり、大学院を出たあとに外部から応募して働きます。

 

 

2.3.  企業

企業にいる研究者は、モノづくりを目指して研究します。

薬だったり、医療機器だったり、何かしらをアウトプットとして売り出すことを目的とします。

 

【なるには】

・業種にもよりますが、私のように博士号を取得して働く人や、ポスドクから就職する人、修士号を取得して働く人、高専卒の人など様々います。

 

働いて1年が経ちました。

どんな風に働いているのかはこちらの記事に書いています。

 

1. 企業での研究生活全般(1日のスケジュールなど)

 

2. 私がやっていること(テーマなど業務内容に着目して)

 

 

3.  私が思う研究者に向いている人

・研究が好きな人

・事実を元にこうなんじゃないかな?と仮説を立てられる(妄想を膨らますことができる)人

・細かいことを調べることが苦にならない人

 

 

4.  自分は研究者に向いていないんじゃないかと不安な人へ

4.1.  中高生・大学生のみなさんへ

以前、自分は頭が良くないから・・・と不安になっている人を見かけました。

頭の良さと研究のセンスは必ずしも比例しません

私の知る研究者の方達の多くに共通するのは、「研究を楽しんでいる」ということです。

好きなことであれば、努力できます。勉強を頑張れます。

勉強すれば知識量は増えますし、新しいアイデアも出てきます。

諦めるにはまだ早いですよ☺️

 

 

4.2.  大学院生のみなさんへ

私は教授に辛くあたられたり、周りと比べて落ち込んだりした時に何度も、本当に何度も、研究者の道を諦めようと思いました。

ただ、どんな時も研究は楽しく、むしろそれだけで研究を諦めずに続けてきました。

 

今こうして研究者として働いていて、とても幸せです。

自分を、研究を、諦めずにここまでやってきて本当によかったと思っています。

周りに自分より優れている研究者はたくさんいますし、正直私は研究に不向きだとも思いますが、自分が好きなことを仕事にできて最高です☺️

自分の経験から、研究者として働きたいのであれば、諦めないで大丈夫と自信を持って伝えたいです。

 

研究者の道は簡単ではないかもしれませんが、諦めなければ叶います

お手伝いできることやご相談があればいつでもご連絡ください。

 

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