でぃぶろぐ

生物系の博士就活・研究生活・英語勉強法について

苦手な人への対応法

こんばんは。でぃです。

 

この1年は、これまでの大学院生活とは異なり様々なタイプの人と知り合いました。

そのおかげで、自分の得手不得手や好き嫌いがはっきりしてきました。

 

今日は趣向を変えて、対人関係について書いてみようと思います。

プライベートとは違い、仕事をする上ではどんなタイプの人とでも、良い関係性を築くことが信頼関係につながります

なぜ苦手なのか、どのように対処すれば嫌な気持ちにならないか、備忘録も兼ねて書いてみたいと思います。

 

【目次】

 

1. DiSC(行動特性)

1.1.自分のタイプはどれ?

みなさんはDiSCって聞いたことがありますか?

行動特性で分類するタイプ別診断なのですが、

 

D: Dominace (主導型)

i: influence (感化型)

S: Steadiness (安定型)

C: Conscientiousness (慎重型)

 

の4種類に分けられます。

 

詳しいことは下のサイトの説明が分かりやすいので参考にしてみてください。

DiSC 理論からみる適切な関わり方と仕事との相性 - Qiita

 

 

会社によってはこちらのタイプ別診断を研修で行ったりしているようです。

どれかにしか当てはまらない、というわけではなく、Dよりのiとか、SよりのC、のように多くの人が複数の特性を持つようです。

また、仕事のポジションが変わると別の型に寄ることもあるそうです。

 

以下の簡易版で試してみましたが、私はi型でした。

DISC 性格類型検査 | vonvon

 

1.2.苦手なタイプはどれ?

そして次に、私がこれまで苦手だと思っていた人達を分類してみました。

すると、多くがC型の人ということがわかりました。

 

おそらく研究者には多いと思う、というか研究にはC要素が必要だと思います。

必然的に普段接する人もC要素が強い人が多かったのだと思います。

 

 

2.どのように対処したら良いのか。

2.1.苦手なタイプに対する一般的な対応方法 

まず、心の持ちようとして、相手が変わることを期待しないこと。

もちろん変わってくれるとそれが一番楽なのですが、正直大人になってから根本から人間性が変わるのは難しいと思います。

なので、自分がどれだけ対処できるかです。

そして、対応しきれない場合、無理に一緒にいる必要はないと思います。

 

 

この1年間試してみた結果、苦手なタイプに対する有効な対応法は以下の3つです。

 

1. 話題を変える

意外と周りも使っていたこの方法。

視野に入ったものから話題転換を試みると意外とすんなり話題転換できます。

 

2. 返答までに間を空ける

嫌な空気の時、反射的に言い合っていることが多かったです。

一度間をおいてみたり、うーんと言ってみたりすることで頭が整理されると思いますし、相手が発した言葉の後に間があると、その発現がお互い耳に残るので、相手から言い過ぎた!と気づいてくれることがあります。

 

3. 対応しない・話を流す・とりあわない

めんどうくさいと思ったら話を流しましょう

ただ、全部流すとただ態度が悪い人になってしまうので、対応したくない話だけに使うことをおすすめします。

 

 

2.2. 【備忘録】私が苦手な多い場合分け攻略法

1. プライベートでも論理性を求める人

さきほどのDiSC診断で、私の苦手なタイプはC型が多かったと書きましたが、苦手な理由の一つに他愛もない話をしていても、数字や正確さにこだわったり、論理性を求めてくることに疲れるからというのがあります。

 

そういうタイプの人への対処法は以下の3つです。

 

1. 一旦話を聞き、相手が言いたいことを理解してあげる。攻めているのではなく、説明を理解してほしいと思っている・・・ことが多い。

2. 理論上はそうかもしれないけど自分の感情は違うと伝える。

3. 正解は一つではないこと伝える。場合分けしてあげる。

 

2. 批判してくる人

むやみに反論しない方が良いということに気づきました。

何か言わずにはいられない人なので、一旦話を聞いた上で、なんでそう思うか聞いてみましょう

意外と根底の考えを教えてくれるので、理解できるなら「そこは今度から気をつけるね」とか、よくわからなければ「それは違う」とか話すと良いと思います。

事例ベースで話すと話がヒートアップしてしまいがちなので・・・。

 

他には・・・ 

3. 語気が強い人

1. 相手がむきになり始めた時は話を変える。

2. 語気が強い~」と冗談っぽく言ってみる

 

4. 悪口を言ってくる人

1. 話を変える。

2. 正直に聞きたくないと伝える。

 

 

みなさんも苦手な人に対して自分でマニュアルを作っておくと、嫌な気持ちになることが減るかもしれません。

 

質問箱📫(匿名で質問できます)https://peing.net/ja/4dei7

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学振「自己評価」〜後編〜

こんばんは、でぃです。

この記事は学振申請書「自己評価」の後半、「自己評価する上で、特に重要と思われる事項」についてです。

 

前編はこちら☟☟☟ 

 

【目次】

 

1.  自己評価において特に重要と思われる事項について

さて、自分のアピールポイントを自由記述できるのが、この項目です。

私は英語力と特許をアピールをしましたが、これなら勝負できるぞ!と思うことを書くと良いと思います。

 

前回も書きましたが、文章を書く上では、

結論を先に言うこと話に一貫性をもたせること

が重要です。

 

私はまず、「研究職を志望する動機」にも書いた、自分が研究を通して叶えたいことを達成するために、どのように行動しているかを書きました。

論より証拠。行動が証明になります

 

行動に重心をおいた文章は、

〇〇を学ぶために、〜をした。

□□を達成するために〜に参加した・実施した。

のように書けます。 

その中に、アピールポイントを盛り込みました。

 

例えば、

医薬の発展には研究成果を分野外の人に伝え、協働する必要がある。そのために申請者は分野外の学会に参加し、専門用語を噛み砕いてわかりやすく伝える活動を行ってきた。

 

研究だけではなく、課外活動ついての記述もできます。

例えば部活動を通しての辛抱強さ、チームワーク、リーダーシップなどが書けそうです。

 

また、

以上の経験が申請者の〇〇力につながっており、申請者が目標とする研究者像にもつながっていると考える。

で文章を締め、文章全体としての一貫性を持たせました。

 

2.  指導教員からの評価書

弊ラボでは、指導教員からの評価書もまずは自分で書くことになっていたので、そこでTOEICやTOEFLの具体的な点数を書き、グローバルに活躍できます、とアピールしました。

 

学振全体に対するアドバイスも書いています。
よかったらご参考ください☟☟☟

 

質問箱📫(匿名で質問できます):https://peing.net/ja/4dei7

学振「自己評価」~前編~

こんばんは。でぃです。

 

コロナによる在宅生活がGW明けまで続きそうで鬱屈としています。

中には平常通り研究室に通われたり、勤務されている方もいらっしゃるようですが、どうかお気を付けくださいね。

 

さて最近は、学振関連記事へのアクセスが増えています☟☟☟

 

そこで本日は、「自己評価」の項目について、私が実際にどんな風に書いたのかをシェアしようと思います。「自己評価」は就活の場でも、自己アピールを書く際の参考になりました

 

本文に移るその前に。

文章を書く上で重要なことは、

結論を先に言うことと、話に一貫性をもたせることです。

 

 

【目次】

 

研究職を志望する動機、目指す研究者像、自己の長所等

1.  研究職を志望する動機

まず、なぜ自分は研究が好きなのかを書きました。
ここは思うがままに書きましょう。

例) 新しい事実を発見することに喜びを感じる。科学の発展に貢献できる。

 

2.  目指す研究者像

私の研究分野はマイナーだったので、まずは研究分野の紹介に加えて、その重要性を述べました。

例) 医薬分野において(当該)分野は〇〇という観点から注目されている。

 

次に、目指す研究者像を描きました。目指す研究者像に向けて今現在行っている取り組みを書くと実行力があるというアピールになります

例) (当該)分野の知識を以て創薬の基盤研究に貢献できる人材になりたい。製薬会社主催のサイエンスコンペティションに参加し、自分のアイデアを発信し、他分野の参加者と積極的にディスカッションを行っている。

 

3.  自己の長所

ただ単に長所を書くことなら誰でもできてしまいます。
必ず、自分の経験を一緒に書きましょう
自分のいいところを事実ベースで考えると書きやすいと思います

 

例えば、自分が取ったデータに絶対的な自信があるとします。
そこから考えられる長所のキーワードには、緻密な計画性用意周到さ高い実験テクニックサイエンスに対する真摯な気持ち、などがあげられますよね。
キーワードを使って体験を書くことで、文章が主体的になります。

 

さらに、自分はどのような場面においてその長所を発揮できるのか、長所についてどのような実績があるのかなどを、他の人とは一味違う体験で書ければなおよしですね◎

 

4.  文章例

文章を書く上で重要なことは、

結論を先に言うことと、話に一貫性をもたせることです。

研究者を志望する動機、目指す研究者像、自己の長所が1つにつながると一貫性が出ます。

申請者が研究者を志す理由は科学や医療が進歩することで、多くの人が、より健康に生きることができるようになることに魅力を感じるからだ。申請者が所属する〇〇分野は、再生医療分野において近年注目されており、申請者自身も本研究分野で得た知見を活かして、基盤科学の発展及び医薬分野へ貢献する研究者になりたいと考えている。

 申請者の長所として特筆すべきは、継続的な実行力である。申請者は高校生の時にサイエンス部に入部して以来、生物学に強い興味をもち、常に「インプット」と「アウトプット」の両立を意識して活動してきた。例えば、高校生××大会では、~。さらに、□□大学に入学する際には既に、〇〇分野で貢献する研究者を志しており、入学当初より直談判して所属研究室に通っている。学部生の頃は、特別に△△教授より講義への参加を許され、〇〇分野に関する最新知識を得るとともに、研究活動への参加を行っていた。自身の研究をより発展させるため、〇〇学会には修士1年目から毎年参加・発表しており、研究者の方々とのディスカッションを通して着想を得たアイデアを、本申請の実験にも取り入れている。当該研究においても、持ち前の継続的な実行力を武器に、〇〇分野をより発展させ、基盤科学のさらなる発展と医薬分野に貢献する所存である。

 

後編「自己評価をする上で、特に重要と思われる事項」に続きます。

www.phddei.info

 

 

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